EMホテル、コスタビスタ沖縄のエントランスを入って右側にある、自然光がたっぷりと降り注ぐカフェ・ラウンジ「カフェ・ビスタ」。ショーケースのガラス越しには色鮮やかなケーキが並び、その向かいの棚では、専属のパン職人が焼き上げる自慢のパンの数々を選ぶことができる。
ある日曜日、すこしだけ贅沢したい気分だったので、ホテル内カのフェでブランチをすることに決めた。ここではパンやケーキ、焼き菓子などをテイクアウトすることもできるし、ドリンクと一緒にラウンジ内で頂くことも可能なのだ。
今回私たちが選んだのは、EMハムを使ったサンドイッチ、「結のえび」のグラタンパン、EMソーセージのホットドッグ。飲み物は、EM栽培の豆を使用したという、ホットコーヒー。合わせて出てくるミルクも、もちろん、無投薬で育った牛のEMミルク。沖縄で「EM」と言うと「牛乳でしょ?」と言うくらいEMの代名詞的存在。脇役も侮るなかれ。
ゆったりと座れるソファ席に案内され、シェアしながら頂く場合は、サンドイッチとホットドッグのカットをお願いできる。
丘の下に広がる北中城村の風景を眺めつつ、ソファに身をゆだねていると、さっそく食事が運ばれてきた。「ホテルメイドのクオリティ」をテーマに提供されるパンやサンドイッチは、使われている食材にもこだわりが満載。まずは、肉厚のEMハムとチーズと野菜のコンビネーションがたまらない、サンドイッチにガブリとかぶりつこう。存在感のある、ちょうどいい塩気のハムは、県内産の豚肉とEM塩とハーブを使用して作られた、こだわりの逸品。ホットドッグに挟まれた大きなソーセージもまた、ここでしか食べられない特別製。口いっぱいに頬張ると、マスタードとシャッキリ野菜とパキッとした食感のソーセージの塩気が、絶妙なハーモニーを奏でる。
そこで、コーヒーを一口。うむむ、深く甘い香りがすーっと鼻から抜けていく。契約農園で丁寧に育てられたEM栽培豆使用のコーヒーは、「幻のアロマコーヒー」と呼ばれるコスタリカ産100%。幸せな味と香りで、胸がいっぱいになる。
そして「カフェ・ビスタ」では、季節ごとに様々な期間限定メニューのパンの提供も行っている。今回の限定パンは、滑らかでクリーミーなグラタンが、もっちりふわふわな触感のパンに包まれたエビのグラタンパン。しっかりした歯ごたえの旨味あるエビは、EMを使用して安全な環境で養殖された「結のえび」。カフェ横にあるホテル内ショップでの販売も行っている。
ところで、サンドイッチもホットドッグも、食べていてちょっと衝撃とも思えるようなことがあった!お肉類と一緒に挟まれている野菜が、とても味が濃くて美味しいのだ。お総菜パンの中の野菜というと、主役というより添え物のような印象のことが多いと思う。でも「カフェ・ビスタ」では、それが当てはまらない。
特に、鮮やかな赤のトマトが本当に甘くて、しっかりとアクセントになっている。ちなみにトマトもシャキッとしたレタスも、同様にEMホテルの直営農場サンシャインファームで育てられたもの。ウインナードッグとドリンクセットで690円(単品は390円)、フレッシュサンド・EMハム入りは400円。これ、かなりコスパ最高です、ブランチにぜひどうぞ。